以前、こちらの記事でTH7は空軍の時代と書きました。
そこで今回は、TH7の空軍戦術の中でも特におすすめのバルガゴ戦略について紹介したいと思います。
0.私のバルガゴと一般的なバルガゴ
私が紹介するバルガゴは、一般的なバルガゴとは多少違います。
一般的なバルガゴ:バルーンを出した背後からすぐにガーゴイルを投入
私のバルガゴ:バルーンが防衛施設の大部分を破壊してから、ガーゴイルを投入
というように、ガーゴイルの投入タイミングが異なります。
投入タイミングの違いが何を意味するかというと、根本的な戦略の違いです。
一般的なバルガゴは、ガーゴイルもバルーンと一緒に攻撃に加わります。前にいるバルーンが壁の役割も果たしているのでガーゴイルは長い間自由に攻撃できます。破壊力は抜群です。いわば、ごり押し。マルチプレイでのバルガゴはほぼこれです。高い確率で中央の資源を奪うことができます。
一方で、私のバルガゴにおけるガーゴイルは最初の攻撃に加わりません。最後のお掃除役です。バルーンが防衛施設の破壊を終えてからの貯蔵施設や生産施設などの片付けです。防衛施設を破壊するバルーンとその他の施設を破壊するガーゴイル。完全なる分業スタイルです。
このスタイルの優位な点は、バルーンの投入精度が磨けるところです。パワープレイではなく、しっかり狙って防衛施設を破壊するということを意識できます。この施設には何体、あの施設には何体。ここから出せば最短で対空砲まで到達する。最終的には、バルーンもお掃除役に回るほど投入の個数が意識できます。
私のバルガゴのバルーンは、TH5やTH6のバルーンラッシュのスタイルを継承しています。つまり、四方八方から狙って出すことができる。一般的なバルガゴは、バルーン→ガーゴイルという投入の性質上、1面出しか2面出ししかできません。
それから両者のバルガゴは、ガーゴイルの数が異なります。
一般的なバルガゴ:20〜30体
私のバルガゴ:8〜15体
お掃除に使うガーゴイルは、正直そこまで必要ありません。やられることはまずないので、時間との勝負になります。対空砲が村の中心付近にあって、バルーンが多く削られると思うなら、ちょっと少なめに、対空砲が外側にあって、バルーンの数がそこまで要らないときは多めに、と配置に応じて調整できるとGoodです。正直、10体入れとけば十分です。
ここまでをまとめると、
一般的なバルガゴ:ごり押しパワープレイ。応用が効かない。ガゴ多い。
私のバルガゴ:分業プレイ。防衛施設をバルーンで狙い打ち。柔軟に対応できる。ガゴ少なめ。
となります。
※一般的なバルガゴが悪いというわけではありません。資源稼ぎではほぼ確実に同格村の中央まで食い込めますし、私もよく利用しています。
1.バルガゴの手順
TH7におけるバルガゴの手順は、次の通りです。
※バルーンLv4推奨。ガーゴイルはLv1でもLv2でも可。
1.援軍釣り出しと援軍処理
これは、一部の例外(ドララやGoWi系戦術)を除いたら必須です。
特に私のバルガゴにおいては、ガーゴイルは最後に出すので、釣り出し残しでユニットが出てきてもサポートできません。そのユニットがウィザードだったらバルーンはほぼ壊滅です。失敗です。
だから、バルガゴ部隊と別に援軍ユニットの枠はしっかり確保しましょう。
2.バルーン投入
編成の中で一番多いユニットです。援軍処理ユニットとガーゴイルを除いたら全てバルーンで良いです。
援軍ユニットと合わせて、全ての防衛施設の破壊がお仕事です。
厄介なものから狙っていくのが最後まで生き残るためのコツです。
3.ガーゴイル投入
深く考えなくてもいいです。
バルーンが防衛施設を全て破壊したら(あるいはしそうになったら)、バルーンから対極の位置(=バルーンの投入位置)から出せばOK。
2.ユニット構成
追記 6/19
より安定性のある編成に変えました。
<メイン部隊>
エアバルーン×28
援軍黒バル×4
<お掃除部隊>
ガーゴイル×10
バーバリアンキング
<援軍処理部隊>
アーチャー×6
ババ×14
ウィザード×5
<呪文>
レイジ×1
ヒーリング×2
援軍処理失敗=星3不可なので、援軍処理ユニットはがっつり確保。
エアバルーンは、援軍と合わせて30体あれば十分。ガーゴイルも掃除用には10体あれば十分。
ウィザードによる援軍処理については、こちらの記事がおすすめです。
3.例を使った解説
前回のクラン戦での攻めを例に紹介したいと思います。
1戦目
ドラゴン対策のひし型配置。
対空砲までの道筋が綺麗に整っていてバルガゴがしやすい配置です。
まず援軍を釣り出します。
引き出すついでにアーチャータワーを破壊しておきたかったからバルーンを4体投入。
対空砲の圏内でもあったためちょっと多めです。(普段は2体)
今回の援軍はドラゴン。焦ることはありません。
「ウィザードがやられないようにする」がポイントです。
最初に5?10体のアーチャーを出してドラゴンのターゲットを取り、その背後からウィザードを出します。
といってもウィザードのほうが射程短いのでドラゴンに近づいてしまいます。
そこで真下にアーチャーを1体ずつ投入。
ウィザードよりも手前にアーチャーを投入することでターゲットをアーチャーに向けることができます。
上手くやれば下の画像のようにアーチャー12体とウィズ1体でドラゴンLv3を処理できます。
もし、用意した援軍処理用ユニットで対処できなかったらガーゴイルも数体使っていいと思います。
ガーゴイルは5体?10体あれば掃除用としては十分です。
ここで重要なのは、援軍をきっちり処理することなので、
動揺して援軍を倒し終わる前にバルーンを出したりしないように。
援軍処理は”慣れ”なので自分に見合った数のユニットを用意しましょう。
援軍処理が終わったらバルーンの投入。
今回は道筋が分かりやすいです。ドラゴンラッシュの配置に凝りすぎて、
バルーンラッシュやバルガゴがしやすい配置になっています。
画像に示した通りにバルーンは進んでいきます。近い防衛施設に対して向かうという習性があるからです。
従って右側に対して、左側のように角から1か所出しをした場合、下のような流れで進んでしまい、
対空砲へ遠回りになってしまいます。
バルーンのロスになります。
対空砲へ最短で到達するための大砲2か所同時破壊です。
残しておいたバルーン6体は、対空砲を破壊し終わったあとにアーチャータワーやウィザードの塔を破壊するために取っておきました。
というのも先に出したバルーンは、中央に入る頃には1か所にまとまってしまうため、かなりのロスが生じます。
例えば、対空砲を破壊したあとにバルーンが8体残ったとします。
lv4のバルーンで1つの防衛施設を破壊するには2?3体の攻撃で十分なので残りの5?6体の攻撃は無駄になってしまうわけです。
これは、バルーンラッシュで時間切れが起こる主な原因でもあります。
最初に全てのバルーンを出したら途中で集まってしまい、防衛施設を1つずつ破壊するのに時間がかかってしまう。
防衛施設を破壊し終わったあとも分かれずに1か所ずつ巡礼してたら時間切れ。
だからバルーンを数体残しておくわけです。
この数については、実戦を通して身に付けるしかありません。
最初に出し惜しみしても対空砲の前で全て撃墜されてしまうかもしれないし、
全部出しても途中でまとまってロスが生じるかもしれない。
ただ経験上言えるのは、数体残しておいても対空砲は破壊できるということです。
だから初めてやる人はバルーンを全て投入して、何体残るか刻みこみながら徐々に少なくしていけばいいんじゃないかなと思います。
あとは動画で。
2戦目
ちょっと井形っぽいドラゴン対策の配置。
これも割と道筋がはっきりしています。
例によって援軍引き出し。
2か所からバルーンを出して引き出しついでに大砲2つ破壊しようとしましたが失敗しました。
修正は可能なので次のステップへ。
端に寄せて援軍処理。
できるだけ1か所にまとめてウィザードでまとめて処理します。
下の白枠のところにアーチャーを出すことでターゲットを向けることができます。
ウィザードは無事にに生き残っています。(リプレイ終了までの脇の部分)
バルーンを投入。先ほど失敗した大砲方向からです。両方約10体ずつ投入(メイン部隊)
それからサイドの迫撃砲を破壊するために2?3体ずつ投入(サブ部隊)
サブ部隊は、メイン部隊が流れないように方向を矯正するためのものです。
ドラゴンラッシュでいうサイドカット。
途中で黒バル側のメイン部隊がクランの城下のウィザードの塔に流れてしまいましたが、
レイジでカバー。取っておいた8体のバルーンを反対側から出してお掃除。
あとは動画で。
まとめ
私のバルガゴは、
”バルーンが防衛施設を全て破壊すること”
これに尽きます。
そのためには、対空砲を最優先に狙うこと。バルーンが対空砲への最短ルートを辿ること。
あとは、そこに到達して破壊するまでに必要なバルーンの数の感覚を掴むこと。
これが分かればどんな村でもTH7はバルガゴで全壊できます。
ちなみにどうしてドラゴンラッシュをしないのかというと、
TH7のドラゴンラッシュは「オーバーキルだなあ」と感じたからです。
下手すれば1点出しでも全壊できちゃいます。
クラクラは、計画を立ててその通りに上手くいって星3が取れた時が一番嬉しいですよね。
そして、難しい方が達成感はあります。
故に、私はTH7ではドララよりバルガゴをおすすめします。
今回は以上です。
コメント
エアースイーパー実装でバルガゴはどうなりますでしょうか
>匿名さん
コメントありがとうございます。
まだ対戦においてバルガゴを使用していないので何とも言えません。
ただTH7においてはエアスイーパーがあっても対戦でバルガゴはまだまだいけると考えています。
私のバルガゴの攻め方ですが記事を読んでいただければ分かる通り、バルーンとガーゴイルの投入タイミングを完全にずらしています。(普通のバルガゴであればバルーンの投入後にガーゴイルをすぐ投入。こちらの方が本当はパフォーマンスは良いです)
ただその分バルーンの投入ポイントをじっくり考えて狙って出していますし、バルーンが防衛施設を破壊したあとにバルーンから離れたところにガーゴイルを投入して時間切れを防いでいます。
TH7でまだまだいける理由としては、
エアスイーパーがないときにも十分余裕があったからです。
エアスイーパーを受けた感じでは、バルーンにはかなり影響があると思います。ただ、投入ポイントをじっくり考え戦略を立てればバルーンの全滅はないと考えています。
具体的な配置があれば画像や動画のリンクを貼っていただければ協力できるかもしれません。
まとめますと、エアスイーパーの実装によって、
対戦用バルガゴ
TH7 – まだまだいける(はず)
TH8 – 元々厳しい
TH9 – 元々厳しい。格下からの星3を取るには大して影響はないはず。
資源稼ぎ用バルガゴ
生産施設やストレージを狙うという点に関してはそこまで影響はない。
というのが私の考えになります。
バルーンが好きでドララもイマイチだな?と思っていたのでとても勉強になりました
ありがとうございましたm(_ _)m
>JOHN[KEN]さん
コメントありがとうございます。
参考になったようで良かったです(*´?`●)